2002年(平成14年)7月21日 神奈川新聞 |
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【概要】 老人ホームを慰問する活動を続け、結成五周年を迎えた音楽ボランティアグループ「ONEハート」 (斉藤恵美子代表)の交流会が二十日、綾瀬市寺尾台の市立寺尾いずみ会館で開かれた。 会員や友人ら約百十人が参加し、親ぼくを深めるとともに、今後の活動の充実を誓い合った。(波多野寿生) |
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【本文】 同グループは一九九七年十月、重度障害者施設への慰問を十年以上続けている 斉藤代表ら音楽講師三人が中心になって、地域の人たちとボランティア活動の輪を広げようと結成。 現在の会員は、綾瀬や海老名、座間、大和などの主婦ら約九十人。五十〜六十代が中心で、 楽器は大正琴とミュージックベルを練習。 春と秋には綾瀬、海老名市内の老人ホーム計八カ所で訪問コンサートを開いている。 中には、自主的に横浜などの施設を慰問している会員たちもいるという。 交流会は、節目の年を迎えて、会員相互の触れ合いを深めるとともに練習の成果を聴いてもらう場として、 初めて企画された。 会場では、斉藤代表や会員らがグループの活動を振り返り、「日本のボランティアの中心は六十代。 相手に敬意を持つとともに、失敗を恐れず経験を重ねることが大切」 「入所者を励ますつもりが、逆に励まされた」など体験談を話した。 また、大正琴の演奏では会員たちが「春の小川」などの童謡からフォークソングまで幅広いレパートリーを それぞれ披露し合った。 斉藤代表は「大切なのは感謝の心を込めること。 ボランティアヘの意識も高まっており、音楽を通じてさらに活動を広げたい」と話している。 |