2009年(平成21年)7月1日 朝日シティーニュース |
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【本文】 綾瀬市吉岡地区センターで高齢者がハンドベル演奏を楽しんでいる「あかり」(小嶋幸一代表)は、 昨年7月に音楽ボランティア「ワン・ハート」の中の一グループとして、発足した。 子どもたちと交流を持ちたいと、吉岡保育園を訪れ、一緒にベルを楽しむこともしている。 以前からベル演奏をしていた福原玲子さんが、高齢者の集まりで演奏して紹介したのがきっかけだった。 譜面が読めなくても気軽にできるからと「始めてみませんか」と声を掛けた。 「きれいな音色に、覚えたいと思った」と会員が集まり、7人で始まった。 月に2回和やかな雰囲気で練習している。 福原さんが考案した、ベルを振る歌詞の文字部分に丸印を付けたオリジナルの楽譜を見て、歌いながら練習する。 一つ一つ異なる音程を出すベルを、丸印の付いた自分のパートを振ることで、一曲を演奏する。 「一人ひとりが音を出し、一つの歌になります。 心がつながっていくようで、輪が深まります」と福原さんは言う。 「面白くなってきました。地域の人との交流は楽しく、前向きの気持ちになります」と小嶋さん。 「難しいけれど、楽しい」と皆が話す。 5月に行った2回目の保育園訪問では、夕焼け小焼けなど4曲を演奏し、園児が歌った。 一体化した充実感に、達成感を感じた。 「また来てね」の園児の言葉にうれしさも込み上げ、次回も楽しみになったという。 80歳になる会員もいるが「想像もしていなかったような時間だと思います。 楽しいと喜んでくれるみなさんから、私のはうが喜びをもらっています」と福原さんは話す。 |