ONEハート通信2019年6月No210号 

     FMカオン<午後のひととき ホッとタイム> 
    まじかるクラウン県央の輪(綾瀬市の輪) パーソナリティー
                  
(鈴野 まりさんのブログより)
 
 
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 鈴野まりさんとFMカオンのスタジオにて


 今週は、地域での施設訪問ボランティア団体であるONEハート代表 斎藤恵美子さんにスタジオにお越し頂きました。

大正琴、ベル演奏や朗読劇団として、高齢者施設や障がい者施設、小学校などを回る活動を21年続けています。

綾瀬市をはじめ海老名市、座間市で活動しています。
現在のお住まいは綾瀬市で、こじんまりとした町だからこそ強い地域の繋がりを日々感じられています。

またお弁当を持って、家族そろって出かける8月の綾瀬市の花火大会が大好きで毎年とても楽しみにされているそうです!          

 ONEハートの活動は、春の訪問と秋の訪問に向けて練習を重ね、13〜14か所の施設に伺って、コンサートなどを行っています。

どうしたら喜んで頂けるかを一番に考えて、企画、選曲、練習など日々みんなで取り組んでいます。

活動を始めようと思ったのは、ある施設での体験からでした。35年ほど前のこと、藤沢市の重度障がい者施設からコンサートの依頼がありメンバーと共に訪問しました。

「一緒に楽しめるコンサートを」と依頼されていたものの、どのようにしたら自分たちの音楽を伝え、一緒に楽しんで頂けるか、不安の大きい中での活動でした。

音楽を演奏し始めると、客席で見ていた施設の利用者さんの唇がかすかに動き、「歌っている」
気づき、喜びとやりがいを感じられたそう。

 またいつも暗い顔をしている目の不自由な男性が気になり、どうしたら元気になってもらえそうか、職員さんに相談しました。

聞くと、よく男性は「ヘイ・ポーラ」を歌っているというお話だったので思い切ってデュエットをお願いしてみると、大喜びで参加してくれて、素敵な笑顔も見せてくれました。
その様子にご家族も大変喜ばれて、感動のできごとになりました。

 また目も耳も不自由な利用者さんは、床に手を当てて音の振動を楽しんで下さっていましたが
ある時、職員さんと練習をされて「上を向いて歩こう」を歌って下さり、とても感激したのを覚えています。
そして人には不可能はないのだと実感されました。

 斎藤さんは、とてもやりがいのある活動をしています。感動をたくさんの方と分かち合いたいと
メンバーを募集していますので、ご興味がありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

施設訪問ボランティア団体 ONEハート

ホームページ  http://houmononeheart.kirara.st/index.html

お問合せ: 0467-79-1379 《訪問ワンハート きらら》 で検索

今回、 斎藤さんはスタジオに二つの楽器、「ベル」と「トーンチャイム」をお持ち下さいました。
昔から教会などで使われている物は非常に高価なベルですが、20年ほど前、日本の職人さんが
手軽に演奏できるベルを作っています。実際に音を聴かせて頂きました!

ベルは体の中まで浄化されるような、澄んだ音色でした。
そしてトーンチャイムは深みのある音、例えるならば水をたたえた湖に響くような音に感じました。
どちらもまったく違う音色ですが、心に優しく響いてとても癒されます。

なんとこれらの楽器は手に持っても軽く、楽譜を読めなくても演奏ができます。
5月27日に体験会も開催しますので、興味のある方はぜひご参加くださいね